どうやって興味をもたせるか(社会・歴史)
歴史
中学受験の社会では、地理、歴史、公民をならいます。
地理では地域の特徴を示しながら、その地域の特産品が何か説明されています。例えば、香川のさぬきうどん。降水量が少なく、大きな川のない香川だからこそ、水が少なくても育つ小麦が栽培され、うどんが特産品になったこと。
大人もなるほど!と思うほど、事実を単に暗記するだけでなく、そのつながりを理解しやすいものとなっています。
歴史も本来であればつながりが大事です。しかし、過去の話なのでイマイチぴんとこないし、人と人、地域どうしなどの関係性も複雑にからんでいるので、理解するのは難しい。というか、興味をもてず、たいくつになってしまう。
(公民は、六年生の受験にむけたテンションで学ぶので、割愛)
息子をみていると、このような状況でした。週テスト(Aクラス)の平均偏差値も。
- 五年生 前半(上・下) 50 → 地理
- 五年生 後半(上) 44 → 歴史(旧石器~江戸初期)
なんとかならないか!?
興味ないことに興味をもたせる、これは難しい。正攻法ではダメと思い、遠回りをすることにしました。それは Youtube です。
他の小学生と同じく、息子も将来の夢は「Youtuber」といっていました。そこで、面白いYoutube番組を見せ、興味をもたせる作戦をとりました。
Youtube番組をさがしていたところ、とっておきを掘り当てました。ずばり「中田敦彦のYoutube大学 日本史エクストリーム授業」です。
ここまで成績が上がるの!?
そのとき息子は、江戸初期まで習っていました。
例えば、1600年に関ヶ原の戦いで石田三成をやぶった徳川家康は、1603年に征夷大将軍になり、幕府をひらく。息子の秀忠に将軍の座をゆずったあと、1616年に大坂夏の陣で豊臣秀頼を自刃に追い込み、日本を統一する。
このくだり、息子はすぐにあくびするありさまでした。
このような状況の中、江戸時代に関する中田敦彦のYoutube番組を見せたところ、「つぎも!つぎも!」という状況になりました。この番組のすごいところは、リアリティ(実感)をもてる説明だと思います。
例えば、幕藩体制をパーフェクトコントロール、参勤交代をパレードと呼んでいました。参勤交代の説明で、「江戸までご挨拶に来てください、パレードで!」と聞いたときは、息子と爆笑しました。
この説明、確かに間違ってはいない。そして、笑える。正確に伝えようとするとつまらなくなりますが、ここまで言いかえると興味ない人にもささるんだと気付き、衝撃でした。週テスト(Aクラス)の平均偏差値もうなぎのぼりでした。
- 五年生 後半(下) 59 → 歴史(江戸初期~昭和)