中学受験 偏差値30台からの逆転合格

六年生夏まで一番下のクラス、そこから準御三家に合格するまでの経験をまとめたブログ

私立中学はよかったか(おまけ)

息子の中学受験から一年たちました。今回は、この一年の息子の様子から、学業と行事・イベント・部活の面で親として私立中学に通わせてよかったかをまとめます。 学業 いま通っている私立中学について、息子は四谷大塚の合不合判定テストで合格有望校(合格…

中学受験の感想 (最後の記事)

今回は中学受験の感想(振り返り、やってよかったか)です。 中学受験の振り返り 中学受験に関して、息子はよくやったと思います。ただ、親としてできることをすべてしたのかというと、「No」です。 とくに本格的に関わり始めたのが遅かった(五年生12月か…

子どもの勉強への親の関わり

今回は、子どもの勉強への親の関わりをまとめます。大きく分けて、「伴走」、「自走」、「自走+実戦サポート」の3段階がありました。 五年生12月~六年生8月 伴走 この時期は、なにが課題か、どう解決するかを親が主導して決めました。その後に具体的に…

【六年生 2月(2)】 東京入試

2月2日 朝・昼 2月2日午前、2月1日に落ちた第一志望校の2回目の受験にいきました。これまでの合不合判定テストの結果だと、半分以上は合格可能性が20%(12月も)で、50%を超えたことはない。とても厳しい状況でした。 しかし、四谷大塚の先生から聞…

【六年生 2月(1)】 東京入試

千葉入試後 この10日間は、一度解いたことがある過去問をもう一度解くことにしました。新しい問題を解いて実力(「分かる」「できる」)をつけるよりも、問題形式になれる(「解ける」)ことを重視。 志望校・併願校はいくつかありますが、チャレンジ校の…

塾(先生)への相談

塾(先生)に相談すべきか 我が家では、五年生12月から本格的に親が関与し始めたので、塾とのやり取り(面談含む)は少なく、四谷大塚は5回、東京個別指導学院は3回でした。 (四谷大塚の先生に六年生4月に初めてお会いし、「はじめまして」といわれま…

【六年生 1月(2)】 千葉入試

対策 埼玉入試の10日後には千葉入試(1月20日)がせまっていました。埼玉入試の結果を踏まえると、算数のてこ入れが必要。そこで、塾の先生に相談し、対策をたてることにしました。(参考の記事) moltke.hatenablog.com 加えて、一計を案じることにし…

AクラスとBクラスの違い

私が感じたAクラスとBクラスの違いをまとめます。 授業の集中力 勉強は「時間」✕「集中力」といわれることがあります。一定の時間をかけないと力はつかない。また、集中力がともなわないと頭にはいらない、と。 AクラスとBクラスでは授業の集中力が違ってい…

【六年生 1月(1)】 埼玉入試

12月の合不合判定テストのあと、冬期講習に入りました。朝9時から夕方17時まで、この2週間(12月26日から1月8日)はみっちり勉強をしました。正月で塾がなかったのは1月3日だけ。その後、1月10日から埼玉入試が始まります。 対策 学校まで…

おすすめの市販教材

いろいろ市販教材をためした中で、個人的に「これは!」と思ったものを紹介します。 国語 国語が弱点だった息子は、「でる順」にとてもお世話になりました。入試会場に持ち込み、最後まで復習していたのも「でる順」でした。 個別指導でも「でる順」はとても…

息ぬきとあそび

中学受験での「息ぬき」のお話をします。あくまで勉強が先にあって、その合間に気分転換・集中力回復のために一時的に休むこと、これが息ぬきと思います。 一方、「あそび」は、他のことに目もくれず、何かを楽しむこと。ゲームをする、マンガをよむ、など。…

【六年生 12月】 ジェットコースター

ジェットコースターのような偏差値の急降下、実際にありました。 六年生 12月 合不合判定テスト 最後の組分けテストの偏差値です(11月との比較、ダウンのみハイライト)。 算数 48 12ダウン 国語 45 理科 57 4ダウン 社会 51 四科 49 4ダウン そう、最…

志望校・併願校(2)

前回のつづきです。 学校に足をはこぶ、学校の話をきく 学校に足をはこぶことで、さまざまな情報が得られました。 例えば、校舎の雰囲気、広さ・配置。ウェブサイトには説明があると思います。しかし、実際に見るのとではまったく違いました。雰囲気が伝わり…

志望校・併願校(1)

今回は2回にわたり志望校・併願校の決め方をまとめます。 進め方 志望校・併願校について、我が家では以下のように進めました。 候補をリストアップする 判断軸を家族で話し合う 学校に足をはこぶ、学校の話をきく 志望校・併願校を決める ただ、この順番ど…

【六年生 ~11月】 Bクラス再浮上とその後

今回は夏の成果(9月)とその後(10~11月)の成績の推移をまとめます。 六年生 9月 組分けテスト 夏にがんばった成果の組分けテストの偏差値です(7月との比較)。 算数 56 10アップ 国語 50 9アップ 理科 47 社会 46 四科 51 6アップ 夏期講習に加…

成績がわるかったときのことば

子どもの成績が思うように伸びないことや、失敗することはたくさんあります。このとき、子どもにどのようなことばをかけますか。 どのようなことばをかけても、成績(過去)は変わりません。ただ、ことばをかけられた子ども(現在、未来)は変わることができ…

【六年生 8月】 勝負の夏

勝負の夏は7月下旬の学校の終業式から9月頭の塾の組分けテストまでの約40日。組分けテスト(Bクラス再浮上)に向けて、息子は全力で勉強に取り組みました。 夏は、四谷大塚(夏期講習と過去問特訓)の負担が大きい。また週一回以上に増えた個別指導もあ…

(余談)東大受験指導専門塾 鉄緑会

今回は少し脱線します。 中学受験を終えた息子が鉄緑会の選抜試験を受けたいといってきました。勉強をつづけたいという心意気やよし。そこで、2月某日に息子は試験を受けに行き、私たちは入会説明会に行ってきました。そこでは、すごい世界が待っていました…

【六年生 7月】 Aクラス転落のまさか

3つのさか ある結婚式で次のことばを聞きました。人生には3つのさかがある。それは、「上り坂」、「下り坂」、そして「まさか」、と。 上り坂は、なにをやってもうまくいくとき。下り坂は、おもうようにならないとき。まさかは、予想や想像もつかいないこ…

【六年生 ~6月】 念願のBクラス入り

週テスト 4月 61 5月 64 4月に入り、基礎力を強化した成果もではじめ、算数は偏差値60前半を維持するようになりました。また週報の成績上位者(Aクラス)に名前が載るようになりました。 5月になると、偏差値60~70をとるようになりました。このとき成績…

【六年生 ~3月】 逆転ののろし

週テスト 12月に基礎力強化、1月に個別指導を取り入れた後の息子の週テスト(Aクラス)の平均偏差値(四科)の状況です。算数の成績で上下することはありますが、50半ば~60台を取るようになりました。 12月 58 1月 54 2月 60 3月 62 基礎力強化と個…

「解ける」にはどうするか

「分かる」「できる」までは来たものの、「解ける」までには至っていない。つまり、実力はついているのに、成績がついてこない。今回は、このような場合にどう対処したかをまとめます。 まず問題用紙をみることがおススメ。なぜなら、問題を解いたあとが残っ…

「できる」と「解ける」の違い

以前のブログで「分かる」と「できる」が違うことを紹介しました。 moltke.hatenablog.com 今回は「できる」と「解ける」の違いを紹介しようと思います。 「解ける」とは!? 「できる」は、家などの落ち着いた環境で、十分な時間を使って、初見の問題をでき…

野球の監督・コーチ・選手

今回は野球と中学受験のちがいについて、登場人物の視点でまとめようと思います。 野球 野球には大きく3つの種類の登場人物がいます。監督、コーチ、そして選手です。それぞれの役割は、以下と思います。 (1)監督 長期的な戦略づくり(例えば、チームに…

SAPIXのすごさ

合格力判定サピックスオープン 息子は四谷大塚と東京個別指導学院に加え、少しだけですが、SAPIXにもお世話になりました。実は「合格力判定サピックスオープン」に2回(第2回、第4回)、参加していたのです。 (まさに課金ゲーム・・・) 最初は四谷大塚…

(余談)2022年度 塾別 トップ男子進学校 合格者数

合格者数 2022年度の合格者数情報がでそろったようです。塾別にトップ男子進学校の合格者数をまとめてみました。(2月25日時点) 人数 SAPIX 四谷大塚 日能研 早稲アカ 開成 282 106 42 113 麻布 192 72 69 86 武蔵 65 45 35 62 筑駒 104 28 3 36 駒…

どうやって興味をもたせるか(社会・歴史)

歴史 中学受験の社会では、地理、歴史、公民をならいます。 地理では地域の特徴を示しながら、その地域の特産品が何か説明されています。例えば、香川のさぬきうどん。降水量が少なく、大きな川のない香川だからこそ、水が少なくても育つ小麦が栽培され、う…

【五年生】 志望校判定テスト

12月から基礎力強化、1月から個別指導に取り組み始めました。結果がでるのはまだまだ後ですが、このときの状況をまとめます。 2020年9月 第一回志望校判定テスト 偏差値 以前の記事で紹介していましたが、詳細比較のために再掲します。 moltke.haten…

逆転の策(2) 個別指導・後編

国語の「できる」まで親がチェックするのはムリ、そんな時間もない。この部分はアウトソースせざるをえませんでした。 さまざまな選択肢 アウトソース先として「個別指導塾」を候補にしました。個別指導にも、スタイル・深度はいろいろ。中には、子どもの課…

逆転の策(2) 個別指導・前編

優先順位付け 中学受験の四科目のうち、どの科目を優先すべきか。いろいろな考え方があると思います。得意科目、配点が大きい科目、他の科目へ影響がある科目、など。 私は、算数と国語は「分かる」まで時間がかかることと、「できる」まで一定の練習が必要…