「できる」と「解ける」の違い
以前のブログで「分かる」と「できる」が違うことを紹介しました。
今回は「できる」と「解ける」の違いを紹介しようと思います。
「解ける」とは!?
「できる」は、家などの落ち着いた環境で、十分な時間を使って、初見の問題をできるか、です。一方、「解ける」は、会場(テスト・本番)で、限られた時間の中で、初見の問題をできるか、です。前提の違いでもあります。
大人であれば「できる」≒「解ける」と言ってもいいのですが、子どもは違います。大人ほど精神的に成長しきれていないので、家ではできていても、本番ではできないケースが大いにあります。
衝撃の0点
分かりやすい例をだしましょう。五年生の11月の週テストで息子が理科で0点を取りました。なぜだと思いますか!?
ふざけていたのでしょうか。やる気がなかったのでしょうか。テスト中に別のことを考えていたのでしょうか。理科だけテストを受けなかったのでしょうか。
いずれも違います。
答えは、問題用紙に解答を書いていたものの、答案用紙に転記し忘れた、でした。
そう、こういうことがありえるんです。少なくとも息子の中学受験でありました。
「解ける」には何が必要か!?
「できる」からと言って必ずしも「解ける」わけではないということを衝撃の0点事件で気付き、「解ける」の重要性を理解しました。
とはいえ、これは何も新しいことではなく、一言で言ってしまうと「本番で実力を出し切る」になります。これは、皆さんよくご存じだと思います。
次回は「解ける」まで行くために何をしたか紹介しようと思います。
(次回のトピック)
全体的にすべきこと
- 解ける・解けないを最初に判断する
- 時間配分に気を付ける
- 必ず転記する
科目ごとにすべきこと
- 算数:式を丁寧に書く
- 国語:漢字を丁寧に書く
- 理科:図を書く、数字に〇する
- 社会:漢字を書き間違えない(書いたあとで見直し)