中学受験 偏差値30台からの逆転合格

六年生夏まで一番下のクラス、そこから準御三家に合格するまでの経験をまとめたブログ

中学受験の感想 (最後の記事)

今回は中学受験の感想(振り返り、やってよかったか)です。

 

中学受験の振り返り

中学受験に関して、息子はよくやったと思います。ただ、親としてできることをすべてしたのかというと、「No」です。

 

とくに本格的に関わり始めたのが遅かった(五年生12月から)。じゃあ、もっと早く関わったとして、何をしていればよかったか。これを3点にしぼってまとめます。

 

  • 基礎力強化

このブログで強調しているのですが、基礎力がすべての土台です。

 

とくに算数の計算力、国語の語い力(漢字とことば)をもっと早くマスターしていれば、基本・応用問題にもっと時間をかけることができたと思っています。

(入塾テスト前に基礎力をある程度つけていればベストだった・・・)

 

例えば、まわりにも何人か中学受験にチャレンジする親御さんがいました。

(私たちが中学受験を始める前に)ある方から御三家を目指していて、計算練習を一年生から毎朝していると教えてもらいました。

他にも、百マス計算を小学校低学年から練習しているという親子もいました。(この子は共学のトップ進学校を特待枠で合格)

このように、基礎力の特訓をしているのとしていないのでは、明らかな差がでているのだと思います。

 

我が家は、五年生12月までは基礎固めの勉強をするときもあれば、しないときもある状況でした。また本気でしているというよりは、ルーティンとしてサクッとこなす(答え合わせしておわり、身に付いていない)ような感じでした。

(基礎力が大事である点を理解できていませんでした・・・)

 

moltke.hatenablog.com

 

  • 正しいテストの復習の仕方

学力を伸ばす方法は、子ども自身が反復練習することだと思います(社会人だとPDCAを回す)。授業を聞き、テストを受ける。テストの復習として、まちがえたところを理解(「分かる」)し、解き直す(「できる」)。この反復が重要になります。

 

後半のテストの復習は子どもにゆだねられることから、差がでると思います。息子は一人ではできませんでした。早い段階で正しいテストの復習の仕方を話して、一人でもできるように気付きをあたえられたらよかった。

 

moltke.hatenablog.com

 

  • 体験学習

有名なこのことば。ウェブサイト上ではいろいろ説明されていますが、体験(手を動かす、見てみる、など)することを通じて学ぶことだと思います。

百聞は一見にしかず。このことばも似た意味だと思います。百聞=概念として学ぶよりも、一見=実際に見てみる、やってみるほうが頭に入る。

 

例えば、広さ(㎡とK㎡)、量(ℓと㎗)などの算数の単位。公園にいったり、料理をしたりすることで体感できます。社会の地理。旅行前に地図でしらべた上で現地を訪れたり、スーパーの魚・肉を買うときに産地をみたりすることで鮮明に覚えられます。

 

少し意識をかえることで、さまざまな気付き・学びにつながる。息子に幼少期から体験させることができていればよかったと思っています。

(いまでは息子のほうから、例えば、スーパーで「この野菜はXX県が生産量日本一だよ」と、中学受験で学んだことを教えてくれます)

 

中学受験はやってよかったか

息子は精神的に幼いと感じることが多く(例えば、整理整頓ダメ、プリント出さない、何言ってるか分からない、話す話題・内容がくだらないなど)、最初は息子に中学受験は早いんじゃないかと思っていました。

 

しかし、いまは中学受験をやってよかったと思っています。結果をだせたこともありますが、それ以上に中学受験の過程で息子がとても成長したと感じるからです。(息子が急に成長したように感じると、六年生後半のころに妻と話していました)

  • 自ら進んで勉強する姿勢・習慣
  • ロジカルシンキング (算数など、論理的にスラスラ説明)
  • 知的好奇心 (大人も分からない話題・内容を話す)

 

あと、家族の一大プロジェクトである中学受験を通じて、家族のきずなが深まったこともやってよかったと感じる理由の一つです。