中学受験 偏差値30台からの逆転合格

六年生夏まで一番下のクラス、そこから準御三家に合格するまでの経験をまとめたブログ

逆転の策(1) 基礎力強化

何ができない!?

逆転のために手をつけたこと、それは算数のテストでまちがった問題について、問題用紙までさかのぼることでした。というのも、問題用紙には息子が問題をどのように解いたか(何をまちがったか)に関するあとが残っているから。

その結果、計算途中の単純なミスや、一行問題文のちょっとした勘違いが多いことが判明しました。「基礎力」がついていない可能性があると思いました。

 

国語では、テストの〇×から漢字とことばができていないことはすぐに分かりました。また、自分で問題を解いてみた結果、選択問題でありえない選択をしていることが分かりました。

例えば、主人公の気持ちを選ぶ問題で「うれしい」「たのしい」「かなしい」という選択肢があったとします。文脈から、プラスの表現(うれしいか、たのしい)から選ぶことが明白なのに、息子はマイナスの表現(かなしい)を選んでいました。

国語の「問題が読めていない」可能性が高いと思いました。

 

そこで、私たちは息子と、いまできていないのは算数の計算ミス・勘違いと、国語で問題が読めていないことの二つ、そこで計算力語い力を強化する必要があると話し合い、優先することにしました。

 

じゃあどうする!?

具体的には、四谷大塚の副教材(五年生・上)の「計算」と「漢字とことば」をやり直すこと。「計算」は一日10ページ「漢字とことば」は一日1ページ。これを毎日繰り返し解きつづけることにしました。

ふーん、と思うかもしれませんが、「計算」の一日10ページはとても量が多いです。息子は毎日手を真っ黒にしながら何時間もやっていました。

真っ黒になった手でリビングがどんどん黒くなってきたので、途中で手を洗うようにしました。消しゴムのかすがテーブルの下に大量に落ちていたので、一日に何回か掃除機をかけました。ノートを使い切るペースは尋常ではなかったです。

 

塾のない日は基礎力強化だけで一日が終わることもありました。塾のある日は基礎力強化をぜんぶやりきることはできませんでした。「この宿題をやらないと」という息子に対して、「基礎力強化だけでいいよ」と言ったこともあります。

 

五年生・上の副教材を何周かしたあとで、五年生・下にうつりました。信じられないかもしれませんが、半年間、地道に基礎力強化をつづけました。