中学受験 偏差値30台からの逆転合格

六年生夏まで一番下のクラス、そこから準御三家に合格するまでの経験をまとめたブログ

子どもの勉強への親の関わり

今回は、子どもの勉強への親の関わりをまとめます。大きく分けて、「伴走」「自走」「自走+実戦サポート」の3段階がありました。

 

五年生12月~六年生8月 伴走

この時期は、なにが課題か、どう解決するかを親が主導して決めました。その後に具体的になにを勉強するか、息子と話して決めていました。そして上手くいっているかを親がモニターしていました。

 

毎朝のルーティン(日々の計算演習、今日のコラム、漢字とことば)や、授業とテスト、その復習と解き直しに加えてやるものなので、あまり多くはできません。そこで、ピンポイントで特訓をしました。例えば:

  • 五年生12月~六年生5月  「算数 計算」 一日10ページ
  • 六年生5月~7月      「算数 四科のまとめ」 全部で2周
  • 六年生8月         「国語 問題演習」 一日一題

 

算数は、ときどき解いた問題を親に説明させました。アウトプット練習です。あまり理解もせず、答えを丸暗記しているだけのときもありました。「それは写経(答えのまる写し)であって、勉強ではないよ」といったこともあります。

 

「基礎」(5月以降は「基本」)に注力していたため、「応用」もやりたいと息子がいったときもありました。

少し応用問題をやらせました。が、基礎・基本ができていないので、解けない。秋以降は基礎をやる時間がない、いまは基礎をかためることが大事、と繰り返し伝えました。

 

なお、勉強の内容を教えることはあまりしませんでした。教えても、あまり息子の頭に入らない。自ら学ぶ、これが勉強だと思います。(参考の過去記事)

 

moltke.hatenablog.com

 

六年生9月~12月 自走

この時期は、実力がつき、成績が安定してきたため、何を勉強するかは息子に任せるようにしました。もちろん「応用」ではなく「基本」といっていました。息子も基本をやれば偏差値が伸びることを実感し、納得したようでした。

 

具体的には算数・理科・社会は週テストの点をしっかりとれるように塾の復習をしつつ、週テストの問題集(過去問)を解いていました。

8月以降も、国語は一日一題、問題集を解きました。六年生の後半は塾の問題集は、「有名校対策」「難関校対策」の2つがあります。

両方とも解きました。

 

六年生1月~2月 自走+実戦サポート

この時期は、入試結果を踏まえて、実戦的なアドバイスをしました。

具体的には、不合格の原因をつきとめる。解決のために短期的にできる対策をたてる。つぎの入試までに原因解消を確認する。

また入試期間は、不合格だと落ち込み、合格だと調子に乗る(だらける)。そこで、メンタルコントロールとして、状況に応じて受験校を変更しました。

 

さらに1月半ばからは過去問解きだけでした。志望校を中心に受験校の過去問だけを解きつづけました。第一志望校は過去3年分を最低2周やりました。そのサポートとして、問題用紙・解答用紙のコピー点数と正解・不正解の管理をしました。

 

問題用紙・解答用紙のコピーは大変です。Kinko'sにいき、3時間かけて、赤本の裁断とコピーをしたこともあります。また、近くのコンビニにいって解答用紙のコピーを何度もしました。(倍率の変更がめんどくさいです・・・)

 

親の関わりの目的

中学受験を通じて息子には「自立」した人間になってほしい。この想いを胸に、私たちは関わりました。最初はつきっきりの伴走。つぎは自分で走ることの見守り。最後は息子が走り切ることをサポート。

 

中学受験後は、息子に任せる予定です。親ができるのはここまで