中学受験 偏差値30台からの逆転合格

六年生夏まで一番下のクラス、そこから準御三家に合格するまでの経験をまとめたブログ

【六年生 1月(2)】 千葉入試

対策

埼玉入試の10日後には千葉入試(1月20日)がせまっていました。埼玉入試の結果を踏まえると、算数のてこ入れが必要。そこで、塾の先生に相談し、対策をたてることにしました。(参考の記事)

 

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加えて、一計を案じることにしました。それは、当初予定していた実力適正校に加えて、チャレンジ校も受けることです。

 

偏差値60を超えるその学校は、千葉御三家の一つでした。その心は、実戦感覚をやしなう以上に、千葉御三家をうける受験生を見てほしい、というもの。

 

この受験生の中には東京御三家をうける受験生もいる。この受験生を見ることを通じて、受験生の本気・真剣さを見てほしい。自分の甘さ(だらける)に気付いてほしい。これらの想いからの決断でした。

 

ついにおりてきた「アハ」

千葉入試でうける2校の過去問を2年分、解きました。実力適正校は2回とも合格ラインを超えました。一方、チャレンジ校は2回ともぜんぜんとどきませんでした。算数は、受験者平均が50点のところ、息子は30点くらい。ぜんぜんダメでした。

 

が、応用レベルのチャレンジ校の問題の解き直しをしていたとき、ついに息子に「アハ」がおりてきました。算数で間違えた問題は、実は分かっていた。なのに、できなかったこと(できなきゃダメだったこと)に気付いたのでした。(参考の過去記事)

 

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「あ~!これ、できないといけない問題だった!」と息子の口からでました。

 

その後、これまで以上に算数が解けるようになりました。これは、てこ入れがうまくいったためだけではありません。点(基本)と点(基本)がつながり、線(応用)になったという感覚。ついに息子にこれがおりてきたようでした。

 

この感覚については、二月の勝者でも紹介されていました。第93講の中で、急激に上昇する曲線のように成績が伸びることを。いわゆる「指数関数的成長」です。

 

 

千葉入試

千葉入試の結果は、実力適正校の合格、チャレンジ校の不合格でした。

 

東京入試を前に合格を1校(1勝)押さえたのは大きかった。心に余裕がある状態(仮に東京全落ちでも、行ける学校がある状況)で東京入試にのぞめます。

またチャレンジ校も、自己採点の結果、算数は受験者平均を上回っていることがわかりました。これは自信につながりました。

 

1つエピソードがあります。

 

合不合判定テストでコーラをもっていったときによい結果が残せたというジンクスから、コーラをもってテスト・入試にいくというゲンかつぎをしていました。

 

千葉御三家であるチャレンジ校の受験にもコーラをもたせました。ただ、息子は会場でコーラをあけることができませんでした。本人によると、「他の受験生の本気・真剣さがすごくて、プシュというコーラをあける音がたてられない」と感じたからでした。

 

想定の通り、真剣・本気な受験生のピリピリした感覚をえられた千葉御三家の受験。息子にとっては忘れられない経験になったと思います。