中学受験 偏差値30台からの逆転合格

六年生夏まで一番下のクラス、そこから準御三家に合格するまでの経験をまとめたブログ

志望校・併願校(2)

前回のつづきです。

 

学校に足をはこぶ、学校の話をきく

学校に足をはこぶことで、さまざまな情報が得られました。

例えば、校舎の雰囲気広さ・配置。ウェブサイトには説明があると思います。しかし、実際に見るのとではまったく違いました。雰囲気が伝わりますし、広さ・配置も通学後のイメージがわきます。

また、生徒にあえると、どんな学生が通っているのかが分かります。入学後に息子が上手くなじめるのかが気になりましたが、安心につながりました。

 

学校の話をきくことは志望校・併願校選びにとても重要でした。コロナ禍の影響で、学校説明会が延期・中止されることがありました。その場合、オンラインで説明が聞けたので、ある程度理解することができました。

大きく分けると、「校長(教頭)先生」「担任の先生」「入試」の3つのお話を聞くことができたと思います。

 

  • 校長(教頭)先生のお話

入学した生徒に中高6年の間でどういう人になってほしいかが、学校の教育方針とともに語られます。これは校風に直結し、あう・あわないの判断に役立ちました。

 

  • 担任の先生のお話

教育方針のもと、現場で具体的にどういう教育をしているのかが語られます。行事・イベントや、国際・海外教育なども。この学校に仮に息子が通ったら、どういう教育をうけ、どういう子に育ちそうか、イメージがつきました。

 

  • 入試のお話

学校が考える入試の難易度や、問題を出す側の意図などが聞けました。これは対策を立てる意味でとても参考になりました。また合格点の前後には受験生が何人もいる(数点に泣く子がたくさんいる)という中学受験の厳しさも聞けました。

 

なお、受験校・併願校について、すべての学校に事前に足を運びました(受験の下見もかねて)。しかし、学校の話を聞いたのはすべての学校ではありませんでした。

 

また学校に足を運んだり、学校の話をきくなかで、少しあわないなと感じる学校は外れていきました。例えば、地図以上に家から遠いと感じる学校、宗教色がつよい学校、校舎が古くて手入れがあまり行きとどいていないと感じる学校、など。

 

志望校・併願校を決める

第一志望は、家族の想いを踏まえて合格確率が低くても受験することになるので、早い段階できまることになると思います。また塾も、第一志望は子どものメンタルに直結するので、よほどのことがないかぎり、変えるべきではないと言っていました。

一方、それ以外の志望校・併願校は中学受験が終わるまで変わると思います。

 

我が家では、まず9月から11月の合不合判定テストの偏差値で選択肢を決めました。その上で、1月2月のシナリオをねり、パターンを考えました。

 

  • シナリオ

1月に必ず1勝する。これは、自信をもつため。またメンタルをたもって(2月全落ちでも通う学校があるというおまもりをもって)2月本番にチャレンジするため。1月に必ず1敗もする。これは、お調子ものの息子の気を引きしめるため。

2月の早い段階で志望校を1つおさえる。心に余裕をもってのぞませるため。

 

  • パターン

チャレンジ校(合格可能性20-45%)、実力適正校(同50-75%)、合格有望校(同80%)の選択肢の中から、1月・2月のどの日程でどの学校をうけ、合格・不合格に応じてどの学校に変更するか、パターン化する。

 

パターンをチェックする意味で、SAPIXの併願パターンデータはとても役立ちました。(参考の過去記事)

 

moltke.hatenablog.com

 

 

我が家の最終的な結果

募集要項をダウンロードしたのは21校。下見をしたのは20校。ウェブサイトをお気に入りにしたのは17校。過去問を購入したのは9校。受験したのは8校(回)。そのうち、合格したのは3校でした。

 

私自身の高校・大学受験と状況が違うので戸惑いました。また中学受験はここまでやるのかと思いました。まさに狂気。